副業じゃなくて複業で

一年前にコロナ禍の影響で途端に仕事が激減したのを機に「これはマズイ、何か始めないと!」と勘が働いた。

その偶然、母が調子悪くて(このまま死んじゃったらこれは誰が使うの?)って脳裏に過ったわけで。

母がレザークラフトを始めたのは私が小学生の頃。革漉き機や革を縫う工業用ミシンなど、誰も使わず。今の家に引越ししてきた理由もレザークラフトの「作業場」が欲しいというものだったのにも関わらず、引越ししてきたら母の体の調子が悪く入退院をずっと繰り返すという日々。おかげで東京に十年くらい通ってカービングではなく革ろうけつ染めの教室でマスターした技術を家族の誰も習わず、十年、二十年と経っていた。

ポイントは「都合良く・・・あ、これはこれは!チャンス!」と思ったのは私だけかもしれない。

デザインの仕事を学校卒業した後にずっと続けてきた私としては、畑の違うものを今更やるってどうなのよ?できるの?っていうもう1人の自分と、畑違いなのに趣味じゃ続かんだろうという自分がいて「ほーら、出た出た!やっちゃえ!仕事で」って。そして、誰に後押しされるわけでもなく、母にそのことを相談したけど結局決めていたのは自分。

ということで

どっちが副業か?と聞かれるのですが、今まではデザイン業務主体・革は副業って答えていたけど・・・決断から一年経ったので【複業】でこれからはやっていきたいと思います。革のページも追加しました。どうぞよろしくお願いします。